毎年、年賀状印刷の季節は、プリンターの活躍時ですね。
1年で本格的に印刷するのはこの時ぐらいなので、いざ使おうとするとトラブルになったりします。
我が家もそんな繰り返しで、プリンター、気がつけば、2014年、2016年と、数年おきに買ってます。。。
今年も、先日も動かしてみたら、給紙エラーが何回も。。。何回やっても、カセットを押し込んでください・・・ばかり。
故障の症状や原因、修理の方法などについて、記録のためにもまとめておきます。
2020.12.31 追記 ローラーの清掃について
コメントでJump様が書き込んでおられますが、以下に示す方法で効果がない場合、さらに給紙ローラーの清掃で効果があったそうです。ガムテープを貼り付けて剥がすことを繰り返すという方法です。
プリンター、毎年新しいモデルが登場してややこしいのですが、似たような機種は以下かな。
故障の症状と原因
機種は、CANON PIXUS MG5530 で、2016年12月の購入です。
2014年購入の PIXUS MG5630 のヘッドが故障して、修理より安くつくので、代替機として購入しました。
症状
カセットを正しくセットしても、給紙エラーが何回も。。。
エラーのサポート番号1003 「前トレイに用紙をセットし、位置が合うまでトレイを押し込みOKを押してください」の表示を繰り返すだけです。
自分の故障に気が付かず、相手のせいにするのが精一杯のようです(笑)。
原因
下のイラストはプリンター内部の様子です。
用紙(青色)をセットするトレーの奥にフェルトでできたクッションがあり、通常は、用紙を下から支えるようになっています。
今回はそれがやせて薄くなり、下向きの赤い矢印のように下がっていました。なので、上のローラーと紙の間に隙間ができ、ローラーが空回りして紙を送れなくなっているのです。
印刷時、上のローラは下に下がり、紙を押さえるようになっているのですが、うまく働かないようです。
以下の写真は、外した給紙トレイです。手前が給紙位置で、赤の矢印で示した、奥に見える灰色の山型がクッションです。山の間に見える白いのが、下側のローラーです。
修理前に写真を撮るのを忘れて修理後の撮影なので、山型の先端が盛り上がっていますが、修理前は平らです。
修理の方法
下のイラストように、トレーを外して、クッションの下に黄色で示した厚紙などをおいて、赤い矢印で示すように、クッションを持ち上げてすき間を無くします。
1) トレーを外します
下の写真はプリンター背面(底面)で、上が手前側です。
右側の白いプレートを外して、トレイを外します。
具体的には、最初にプリンター裏にある右側のネジ2本(下の写真の①)を外します。次に、トレーを抑えてる白いプレート(右側のみ)を外します。そして、中央のトレーを、前面カバーごと上に持ち上げて外します(②)。
逆に、元に戻す時は、トレーを挿入した後、白いプレートの③を先に挿入し、④の位置にあるプレートの出っ張りを引っ込めてから、①のネジを固定します。
2)クッションを高くします
赤い矢印のように、クッションが高くなるように、3箇所に厚紙をボンドで貼り付けます。厚みのあるものなら何でもいいでしょう。
給紙ローラー
下の写真は、本体についている給紙ローラーです。
修理の方法のイラストでは、ローラー(上)になります。バネで上下に動きます。吸い込みが良くなるように、綿棒でゴム部分を掃除しておきました。
元に戻すと、きちんと給紙され、スムーズに動くようになりました。
あとがき