レンズを絵筆に、光を絵具に

写真やレンズの話をメインに紹介するブログ

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

リバースで超マクロ撮影:レンズの基礎(5)

リバース・マクロ撮影の具体的な紹介です。今回は、今まで紹介してきたレンズ( Ai Nikkor 35mm F1.4S)を使っています。 超マクロだけだと顕微鏡のような写真になるのですが、レンズの個性を加えて、それ以外の面白さを加えるのがいいでしょうね。 リバース…

レンズを逆にして超マクロ:レンズの基礎(4)

レンズを前に出すと、より大きく写せることを紹介しました。しかし、前に繰り出すとはいっても、限界がありますね。 この場合、レンズを前後逆にして使うことにより、撮影倍率をさらに大きくすることが可能な場合があります。 今回は、35mmレンズ( Ai Nikkor…

レンズを繰り出す:レンズの基礎(3)

レンズの基礎シリーズ、3回目です。近くの被写体を撮る時は像のできる位置が焦点距離からずれてくるので、ピントリングを回す時のように、レンズを前に繰り出します。 今回は、そのあたりについて、実際にレンズの公式を使って計算してみます。無限遠から非…

主点の位置は変えられる:レンズの基礎(2)

レンズの基本的な話、前回は、レンズは無限遠からの光を基準に設計されており、光が集まって像ができる焦点の位置にカメラのイメージセンサーがあると紹介しました。 そこででてきた疑問は以下のような点。今回は、そのあたりについての話です。 広角レンズ…

トピックス一覧

まとまりなく書き散らかしてきたトピックスの一覧です。順次、追加していきます。右のカテゴリーの「トピックス一覧」にあります。 全般的な話:いわゆる「肖像権」など 写真のこと:ボケとパンフォーカスなど カメラのこと:ミラーレスの話をメインに レン…

レンズの公式:レンズの基礎(1)

今回から、レンズの基本的なことについての話です。 知っているようで、いろいろ調べてみると、意外に知らなかったことや疑問が出てきて、深みにはまりましたね。これがいわゆる"レンズ沼"なんでしょうか(笑)。 レンズの公式:まずは基本から イメージセン…

ひらひらと初夏のポピー(2):Ai-S NIKKOR ED 180mm f/2.8

ひらひらと初夏のポピー(2) 梅雨入りしました。長く伸びて、ひらひらとした花びら、降り続く雨の中ではどうなっているのかと、少し気がかりです。 撮影は、α7RII + Ai-S NIKKOR ED 180mm f/2.8で。4隅がケラれたので、少しトリミングしています。ピントの…

不思議な白い花:MiCa-ArtLens.Ver1

不思議な白い花 ケンタウレア・ヤケア(Centaurea jacea )、ヤグルマギクとも言うようです。ニゲラに似ていますね。 α7RII + MiCa-ArtLens.Ver1 での撮影です。ミノルタ(MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8 )の前玉をキヤノン( CANON FD 50mm F1.8)に変…

トウカエデの緑陰:MiCa-ArtLens.Ver1

トウカエデの緑陰 緑陰が恋しい季節になりました。 α7RII + MiCa-ArtLens.Ver1 での撮影です。レンズは、ミノルタ(MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8 )の前玉をキヤノン( CANON FD 50mm F1.8)に変えたもの。後ろボケが、そこそこの玉ボケになります。 手…

桃色シャクヤク: Flektogon 35mm/f2.4

桃色シャクヤク α7RII + フレクトゴン( Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm/f2.4 )での撮影です。 中国シャクヤクの深紫単紅片でしょう。開放での撮影です。シベはくっきり、背後はやわらかくボケています。 広角でマクロにも強いレンズ、オールドレンズで、…

初夏の黄色:Ai-S NIKKOR ED 180mm f/2.8

初夏の黄色 土手を黄色く染めるオオキンケイギクです。α7RII + ニコンの180mm( Ai-S NIKKOR ED 180mm f/2.8 )での撮影です。 180mmのF2.8なんて、ズームレンズにもあるのですが、わざわざ単焦点で。 遠景のボケは、それほどクリアではなく、にじむようです…

ひらひらと初夏のポピー:NiCaArt1

ひらひらと初夏のポピー 撮影は、 α7II + NiCa-ArtLens.Ver1 (略称NiCaArt1)で。とても薄い花びらの感じが伝わるでしょうか。 全体がボケているようですが、中央付近のピントが合っているシベの部分は意外としっかり。4隅はケラれて黒っぽいのですが、逆に…

ニンフという名のシャクヤク(2):NiCa-Art1

ニンフというシャクヤク ニンフには、ピンクの花もありました。なんだか誘っているような大きな花びらは、ハスの雰囲気ですね。 撮影は、 α7II + NiCa-ArtLens.Ver1 (略称NiCaArt1)で。シベではなくて、手前の花びらにピントを合わせてみました。