リバース・マクロ撮影の具体的な紹介です。今回は、今まで紹介してきたレンズ( Ai Nikkor 35mm F1.4S)を使っています。
超マクロだけだと顕微鏡のような写真になるのですが、レンズの個性を加えて、それ以外の面白さを加えるのがいいでしょうね。
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リバースで超マクロ撮影:レンズの基礎(5)
リバース・マクロとは
レンズを前後逆にして使うことにより、撮影倍率をかなり大きくすることが可能です。一般的には等倍以上、レンズによっては2倍以上に高めることが可能です。
注意すること
後玉が露出するので、フィルターをつけて保護します。また、レンズが被写体にかなり近づくので、レンズの影もあり、暗くなります。そういう場合は、LEDライトが便利です。フラッシュのように、カメラ本体にもつけられます。私は、アマランAL-H160 LEDビデオライトを使っています。
装着例
Nikon BR-2A リング:メスネジをニコンマウントに変換します。ニコンのサイト。
撮影例
1万円札に潜むマイクロ文字です。F8に絞っています。裏表3箇所ありますが、最初は表左上の部分にある「NIPPONGINKO」です。
左は表の右上にある「NIPPONGINKO」の繰り返し。下は裏中央にある「NIPPONGINKO」の繰り返し。これが一番細かいかも。
次は、クレマチス(アラーナ)のしべ。左が開放(F1.4)で、右はF8まで絞りました。
以下は、全て開放(F1.4)での撮影です
花粉いっぱいのサザンカ。めしべにピントを合わせるのは一苦労です。近づきすぎて花粉まみれに。。。
iPadの上の水滴です。ティルトマウントを使っています。
直径3センチほどのゲラニウム(サンギニウム)。影がハート♪
クレマチス(ホノラ)のしべ。
オルラヤ・ホワイトレースの内側で咲く小さなハート。