レンズを絵筆に、光を絵具に

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バルサム切れのスピラートン135mm (SPIRATONE TELEPHOTO 135mm F1.8 )

コロナ禍のせいでもないのですが、撮りに行く機会が減って、久しぶりの更新です(笑)。

 

今回のレンズは、スピラートン(SPIRATONE TELEPHOTO 135mm F1.8)、PLURA-COAT By Mitake バージョンです。

 

大口径で、大きくて重いレンズですね。 同じ性能の新しいレンズ(Sigma 135mmF1.8DG HSM Art)の購入で、最近は使用する機会がなくなってきました。

 

  

 
ヤフオクで:バルサム切れなので安価で
主な仕様など:PLURA-COAT By Mitakeバージョンです
新しい135mmレンズとの比較例:Sigma 135mmF1.8DG HSM Art との比較です
撮影例:春から冬の13枚

 

 

ヤフオクで

2015年にヤフオクで買ったレンズです。後玉に扇形のバルサム切れ(レンズを接着している接着剤の劣化)があったので、安く買えました。開放で使うと気になりません。

 

レンズ写真

大口径にしては長さは短め。

 

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後玉付近。バルサム切れで、白くなっています。コントラストなどを強調してわかりやすくしていますが、開放だと気になりません。

 

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F16まで絞って青空を撮ってみましたが、バルサム切れの影響はありません。

 

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主な仕様など

今回のレンズは、SPIRATONE TELEPHOTO 135mm F1.8 の PLURA-COAT By Mitakeバージョンです。三竹光学が相手先ブランド(SPIRATONE)でOEM供給していたレンズのようです。
ただのSPIRATONE TELEPHOTO 135mm F1.8 の仕様は( )で示しています。
 
レンズ名称:SPIRATONE TELEPHOTO 135mm F1.8(PLURA-COAT By Mitake)
レンズ構成:4群5枚 (4群6枚)
最短撮影距離:180cm 
フィルター径:82mm
絞り羽根:8枚(6枚)
最小絞り:F16
マウント:ミノルタSRマウント
長さ×最大径:102 × 93㎜ (90×93㎜)
重量:790g (1,200g) 
 

「PLURA-COAT By Mitake 」の表示があります。

 

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レンズ構成

後玉の接着部分でバルサム切れになっています。
 

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新しい135mmレンズとの比較例

カメラはSONY の α7RⅡを使い、新しい135mmレンズ(Sigma 135mmF1.8DG HSM Art、左)と比較してみました。同じ現像処理でトリミングしています。

 

ビルのサッシの細かい部分の描写は、さすがに新しい135mmレンズが優れてますね。

 

中央のバーを左右に動かすことで、2つの写真を比較すねことができます。

 

 

下はオリジナルの画像。呉羽山から見た北アルプス・剱岳などと富山市内・インテックビルなどです。

三脚を使い同じ画角のはずでしたが、ずれました(笑)。現像処理は未処理です。

 

ちなみに、今回同じ機種(α7RⅡ)でレンズを変えて、F1.8からF16まで撮ったのですが、同じISO100と絞りで、シャッタースピードはスピラートンのほうが速かったですね。スピラートンでの撮影があとなので、空の明るさが変化したのかもしれませんが(笑)。

 

絞りごとのシャッタースピード、左がスピラートンで右がシグマです。

 F1.8:1/8000、1/8000
 F2.8:1/8000、1/4000
 F5.6:1/3200、1/1000
 F8   :1/2000、  1/500
 F11 :1/1250、  1/250
 F16 : 1/500、   1/160

 

こちらはSPIRATONE TELEPHOTO 135mm F1.8。ISO100、F5.6、1/3200秒です。

 

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こちらはSigma 135mmF1.8DG HSM Art。ISO100、F5.6、1/1000秒です。 

 

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撮影例

古い大口径レンズにしては、絞り開放でもピントの合ったところはシャープです。なので、すべて開放(F1.8)での撮影です。

 

春から秋、冬の順に。気がつけば、夏の撮影がありません。重いレンズなので、暑い夏に持ち歩くのは避けているようです(笑)。

 

 

光走る、早春の海  

波頭にキラキラと光を走らせるため、何回もチャレンジしました。

 

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わーい♪

シンビジウムのレッド・バロン、 喜んでいるようです。春のラン展ですが、それほど鉢に近づくことなく撮れます。

 

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山の木々を紫色に染めているヤマフジ

古い大口径レンズにしては、ピントの合ったところはシャープです。高いところで咲いているので、下から撮ると、なんだかわからなくなりました。

 

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麦の秋

溶けてしまった背景の色が秋ですね。

 

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小さな花の集まり、キョウガノコ

なのでボケた感じになります。

 

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センダンの花

白い花です。背景の玉ボケは小さめ。

 

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花開くスイレン

 白が美しい。開放ですが、背景のスイレンは意外と形が残っています。

 

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黄色の世界

コウヤカミツレです。上から取ると、黄色がでしゃばりすぎるので横から。

 

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涼し気なブルー

シナワスレナグサです。風が気持ちがいいのですが、揺れる小さな花にピントを合わせるのは難しいですね。

 

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木漏れ日の中のカシワバアジサイ

背景のボケはまあまあ。

 

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初秋の草むら

前ボケも後ろボケもやわらかです。

 

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コスモスの小径

大口径望遠レンズらしいボケ方。

 

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消えるオリ

雪上のシンリンオオカミです。これくらいのレンズだと、前のオリはボケて見えなくなり、 顔だけにピントがあって、鋭い目つきが引き立ちますね。

 

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