こんばんは♪ 久しぶりの更新です(笑)。
今回紹介するレンズは、Meyer-Optik Gorlitz Orestor 2.8/135 です。
バブルボケで有名なトリオプラン(Trioplan f2.8/100)のメーカー(Meyer-Optik Gorlitz)のレンズで、激しすぎるボケから、海外では、ボケモンスター(Bokeh Monster)の通称で呼ばれています。
しかし、私の感触では、それほどのボケが出てきませんね。
最短撮影距離が150cmと長いので、ヘリコイドアダプターを使わずに花などを撮るときには苦労します。
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ヤフオクでゲット
レンズに多少の曇りがあり、ヤフオクで6000円ほどで入手しました。私の場合、開放で、ボケた写真が多いので、多少の曇りなどは問題ありません(笑)。
レンズ外観
背景の方眼は5mm間隔。ゼブラ柄で細身のレンズです。
一番右にあるゼブラリングで、使用時の最大絞りを設定できます。写真は、F16に設定しています。
Meyer-Optik Gorlitzは、旧東ドイツの老舗光学機器メーカーで、戦前はカールツァイスの最大のライバルだったようです。
この会社の同時期のレンズとしては、トリオプラン(Trioplan f2.8/100)、Primotar 135mm/f3.5もあります。
主な仕様など
レンズ名:Meyer-Optik Gorlitz Orestor 2.8/135
(マイヤー・オプティク・ゲルリッツ オレスター)
最短撮影距離:150cm
レンズ構成:4群5枚
絞り羽根:15枚羽根円形絞り
最小絞り:F32
フィルター径:49mm
マウント:Exakta(エクサクタ)
その他:1966年から78年の間に生産、その後会社は吸収され、Pentacon 135mm f/2.8が後継機種とされています。
レンズ構成
撮影例
以下は、いずれも開放(F2.8)での撮影です。
初夏の森の中
弱い光だと優しいボケ。
アサザの花
真ん中下にある黄色い花です。
ゆっくりゆっくり落ちてくるぼたん雪
135mmらしい写り。
改造してみた
ボケが期待したほどではなかったので、ちょっと改造した見ました。改造といっても、前玉のレンズを反転させるだけ。反転させても、ガタツキなく、うまくはまりました。
当然ながら、中心部のピントはなんとか合いますが、周辺部は独特のボケ方になります。
以下、記載以外は、いずれも開放(F2.8)での撮影です。
ローズ・ゲーテ
重くてうなだれてきました。香りは相変わらずですが。
今回、F2.8からF8まで、絞りを変えて、撮ってみました。いつも開放で撮っていますが、F5程度に絞るのが一番面白いかも♪
左から、F2.8、F4、F8です。F8になると背景のグルグルが消えていますね。
菊の花
強い逆光という条件で面白い絵になります。
木漏れ日の中の ヤマアジサイ
前玉反転とは思えない写り。
白く光るスイレン
後ろのスイレンがボケて、白く光っているように見えます。
モミジアオイ
10月になってまだ咲いていました。ピント拡大してもピントの合わせにくいレンズ。
背景は容赦ないぐるぐる。花をぐるぐるの中心あたりに来るようにしています。
シュウメイギク
白い花びらで光が散乱しにじみが強いので、スポット測光で。