今回は、カメラのシャッターを押した回数を調べる方法を紹介します。
メカニカルなシャッターには機械的な寿命があるため、撮影回数を知っておくことも必要なんですが、どちらかというと、これまでにいったい何枚撮ったのか、興味本位の点が大きいですね。
私の場合、シャッターを押した回数から計算すると、年間の撮影枚数は4万枚ほどでした。
機械的シャッター回数には寿命がある
カメラのシャッターは、シャッター幕の特徴という点からは、次の3種類に大別できます。
フォーカルプレーンシャッター:先幕と後幕という2枚のシャッター幕が機械的に動き、露光時間を制御します。
電子先幕式シャッター:先幕はなく、その機能は電気的に開始され、後幕のみが機械的に動きます。
電子シャッター:先幕や後幕はなく、撮像素子を電気的にコントロールすることにより、シャッター機能を実現します。ソニーのカメラでは、α7RII以降でサイレント撮影機能をONにすると、電子シャッターとなります。
フォーカルプレーンシャッターや電子先幕式シャッターでは、機械的部分があるだけに、機械的な寿命があります。その耐久性、SONYのα7RⅢ(電子先幕シャッター使用)では、約50万回クリアーという話もあります。
一方、電子シャッターでは、機械的な寿命はありません。
なお、以下のシャッター回数の計測では、電子シャッターの回数もカウントされます。実際にα7RIIでサイレント撮影機能をONにして撮影し、撮影回数が増えることを確認しました。
シャッター回数を調べる方法
紹介するのは、ウェブサイトに写真をアップロードして調べる方法です。撮影した写真のExifデータの中から、シャッター回数の情報を表示させるのです。
通常は見ることができず、以下のサイトで、撮影した写真を読み込み、シャッター回数を表示させます。
注意事項
対応カメラ:上記サイトに対応カメラ一覧があります。
調べられる画像形式:JPEG形式のみです。
写真の容量:20MB以内。
写真現像:現像ソフトなどで処理をしていない写真を使用します。
測定結果
手持ちのカメラで測ってみました。結果は以下のとおりです。年間40,000枚ほどの撮影ですね。
α7Ⅳ
2022年2月購入です。買ったばかりで6枚目の画像で調べたら14枚でした。テストでしょうか、メーカー側で8枚撮影していたことになりますね。意外と少ない感じです。
α7RII
2018年12月購入です。76,063枚でした。単純平均で、年に25,000枚程度の撮影枚数ですね。
α7II
2016年10月購入です。79,222枚でした。単純平均で、年に15,000枚程度の撮影枚数ですね。
Nex-6
2012年11月購入のAPS-C カメラです。一番多くて、123,093枚でした。
NEX C-3
2012年購入のAPS-C カメラです。意外と少なく、4,871枚でした。