カメラ(SONY α7RⅡ)のイメージセンサーに、大きめのゴミというか汚れがついてました。。。
普段、開放で撮ることが多く、わからなかったのですが、レンズ交換で、気がつきました。ブロアーでは吹き飛ばせない汚れです。。。
α7RⅡは買ってから10ヶ月ほど。その間、1回もクリーニングしていないので、メーカー(SONY)にクリーニングに出してみました。一番安いコースで、税込み5400円、来月からは5500円です(笑)。
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1回5400円なり、イメージセンサーのクリーニング
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ハイパワーブロワー:180cc
センサーの汚れ
α7RⅡのイメージセンサー部分の汚れです。白っぽく光っています。雨滴でもあたったのでしょうか、ちょっと取りにくそうです。
ゴミ(汚れ)はどう写る?
ちなみに、どんなふうに写るのか、せっかくなので撮ってみました(笑)。
レンズは、SPEEDMASTER 50mm F0.95で、最大(F16)まで絞り、無限遠の空を撮ってみました。
開放近くで撮っていると、それほど感じません。しかし、絞るとはっきりしてきます。
F16まで絞るとわかります。汚れは上下逆に写っています。
現像でのゴミ取り:秀逸なライトルームのスポット修正
現像ソフトのライトルーム(Lightroom)を使うと、簡単に撮った写真のゴミ取りができます。
下の図のように、編集画面で、スポット修正を選択し、ブラシは修復モードで、ゴミの上(a)でクリックするだけ。
周辺から、もっとも色の近い範囲(b)を自動的に選び、コピーしてくれます。なかなか秀逸で、簡単に、ほぼ完全にゴミが消えます。数が多いと大変ですが(笑)。
線状に動かして、電線などを消すこともできます。
フォトショップでもスポット修正は可能です。なお、コピースタンプツールは、自分でコピー元を選ぶ必要があり、不自然になったりします。
ライトルーム(Lightroom Classic)のスポット修正。ゴミのある a でクリックすると、自動的に選んだ b をコピー、ゴミは消えます。a のサイズなどは変更できます。
自分でクリーニングする場合
自分でクリーニングもできます。基本的には、繊維の出にくい紙などと、無水エタノールのような低沸点の溶媒を使います。
クリーニングキットは何種類か販売されています。例えば、VSGO カメラクリーニング用品 は、フルサイズのイメージセンサー(36mm✗24mm)対応のスラブ(マイクロファイバー製の拭き取りヘラ、長さ24mm)が12個と、クリーニング液(15ml)がセットになっています。
このキットの使い方を紹介した動画(You tube)もあります。頑固な汚れ以外は、液をつけなくて良いそうです。
センサークリーニングの依頼(SONY)
α7RⅡ、買ってから1回もクリーニングしていないことと、汚れがとりにくそうなので、メーカーに頼むことに。
今回、SONYのサービスに依頼しました。これが別の好結果(?)を生むことになりました。それは、今回のシリーズの最後に(笑)。
ただ、SONYのサービスステーションは東京などにしかないので、清掃・点検サービスから、センサークリーニングを依頼しました。
なお、カメラのキタムラのカメラメンテナンスサービスでも、クリーニングしてもらえます。近くの店舗に持ち込めば、フルサイズで税別3000円です。
SONY:清掃・点検サービス
サービス内容:ベーシックコース(税別3000円)は、イメージセンサーの清掃、カメラ・レンズの外観清掃です。
マクロレンズ(SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS)もつけました。
申し込み:ネットで申し込めます。My Sony会員ならログインして住所などを自動入力できます。
なお、キャンセルや引取日時の変更はネットからはできません。私は、都合で引き取りに来てもらう日を変更しました。修理相談窓口・フリーダイヤル(0120-222-330)で対応してもらえます。
引取:指定の場所・日時に宅配業者が引き取りに来て、完了後に届けてくれます。
カメラやレンズをそのまま出すだけで、自分で梱包したりする必要はありません。
費用(税別)は、ベーシック(3000円)+往復送料(2000円)です。
備考:バッテリーやメモリーカード、付属品(ストラップやフィルターなど)などは外しておきます。
進行状況はオンラインで確認できます。
密封包装で到着
しばらくして、送られてきました。
イメージセンサーの汚れはきれいに取れ、レンズ外観もしっかりクリーニングされています。おまけで、クリーニングクロスがついてきました。
ホコリや湿気を防ぐため、密封包装されて届きました。
おまけや密封包装は、別途、レンズの修理があったからかもしれません。そのあたりは、このシリーズ最後に紹介します。
試し撮り
今回クリーニングした組み合わせ、α7RII + SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSSで、海王丸パークでの撮影です。
今までおそらく使ったことがないF22まで絞ると、手前のモニュメントの文字にもピントが合うようになります。ISO250、1/125秒です。
ゴミやゴーストがありますが、モニュメント(透明アクリル板)表面のものです(笑)。
ちなみに下は、F2.8。ISO100、1/4000秒です。
最後に
フィルム時代は、撮るたびに新しいイメージセンサーが出てくるようなもので、ゴミ(汚れ)はほとんど感じなかったことでしょう。デジタルになり、しかも、ミラーレスとなると、ミラーがない分、ゴミとかがつきやすくなりました。
普段は開放で撮ることが多いので、センサーのゴミや汚れはそれほど気になりません。しかし、たまに絞ったりすると、結構目立つんですね。
紹介したクリーニングキット、実は、クリーニングをメーカーに頼んでから、知りました。綿棒タイプは知ってましたが、ヘラへと進化したんですね。次回からは自分でトライしてみて、うまくいかないようなら、メーカーに頼むことにします(笑)。