カメラのイメージセンサーのゴミから始まったシリーズ、今回はレンズの異常と修理の話です。
SONYの場合、イメージセンサーのクリーニングを頼むと、レンズ(外観)のクリーニングもしてくれます。
今回、ついでにつけていたレンズの方に異常が見つかりました。。。歯医者に歯垢のクリーニングに行って、虫歯が見つかるような話ですね(笑)。
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自分でクリーニング・VSGOイメージセンサークリーナー:マニュアルちょい訳
ハイパワーブロワー:180cc
レンズに異常発見
レンズのクリーニング(外観のみですが)が無料なので、90mmマクロレンズ(SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS)もつけて送付しました。
ところが、このレンズに異常などが見つかったのです。異常箇所は、次の4箇所。
フロントリング:脱落(交換)
後玉:内部ゴミ混入(ユニット交換)
周辺解像力:不具合(分解調整)
防滴機構部:ゴム破れ(交換)
普段使っていて特に異常は感じなかったのですが。
2015年12月の購入で、一番良く使っていたためか、いろいろとくたびれていたようです(笑)。
結局、追加で2万円ほどの費用が必要となりました。
電話を受けたときに急いでほしい旨を伝えたら、なんと、告げられていた予定より、10日ほど早く届きました。送付してから、8日目です。
交換したパーツ
返却されてきた交換済のパーツです。上は後玉ユニット(5群ASSY、とあります)、下2つはフロントリングでしょう。
フロントリング(右)には、固くなった接着剤の痕跡があり、ここがはがれたようです。
後玉ユニットは、下のレンズ構成の後ろ3枚のレンズユニットのようです。一番上のレンズ(図では右端)はねじ止めで外せたのですが、その下(内側)の2枚は強く接着されています。
3000円ほどのパーツなので、これを分解してクリーニングするより、交換したほうが安いのかもしれません。
撮影例
海王丸を撮ってみました。修理前の同じ映像がないので、なんとも言えませんが、ちょっとクリアになったような(笑)。
ISO100、F5.6、SSは1/1000秒です。
最後に
今回、特に異常を感じていなかったレンズに異常が見つかりました。周辺解像力の不具合までは気がつきませんでしたね。結果的には、自分でクリーニングするより良かったようで。
案外、他のレンズでも、多少は狂っているのかもしれません。開放でボケた写真を撮ることが多いので、あまり気になりませんが、真面目に点検に出すと、費用がかさみそうです(笑)。