あ゛ー、ですね。。。
先日、ハードディスクドライブ(HDD)で、なんだかカリカリと音がすると思っていたら、いきなりダウン。
認識しなくなりました。。。HDDのクラッシュです。容量は2TB(テラバイト)で、10万枚余の写真データが入っていたのですが。。。
あの夏も、空も、花も、飛んでいってしまいました。。。。。
イラストは、イラストACさんを一部改変。ここは太っ腹で、自由に改変・編集して使用することができます。
なんだか、黄色信号から一気に赤信号に変わった感じです。使っていたHDDメーカーのバッファローには、HDDの状態をチェックする「みまもり合図」というのがあって、チェックはしていたのですが。いきなり・・・という感じです。
さてさて、データ復活はしたのでしょうか。。。
関連
やられたぁぁぁ。。10万余の写真データが消失:2TBのHDDのクラッシュ!!・データ復旧結果は・・・
クラッシュしたHDD、完全分解してみた。ボロボロだったのは・・・
RAWファイルも無制限保存・同期は危険:Amazon Photos
壊れたのは・・
壊れたのは以下のHDD。7年近くも使っていたんですね。
HDD機種名:バッファロー、HD-LB2.OTU3J(容量2TB、今は製造を中止しています)
購入時期:2012年8月。ネットに購入記録が残っていないと思ったら、珍しく実店舗での購入でした。
消失データ:2012年からの撮影した写真データで、合わせて105,237枚、約1.2TBほど。
PC本体のHDD容量が2TBしかないので、撮影した写真データは、外付けのHDDのみで保存していました。
2015年あたりまではJPEGで、現像ソフト(Lightroom)でファイルの整理はしていないので、撮ったままです。その後は、現像前のRAWデータで、Lightroomで選別しています。
現像処理したファイル(約25,000枚)は、オリジナルをPC本体のドライブに保存していて助かりました。
HDDが壊れたイメージ。多少、異音がしましたが、こんなイナズマが出たわけではありません(笑)。
データ復旧トライ(その1)
HDDに以上が生じた場合、いろいろ触らないほうがいいということなので、とりあえず、なにもせず、PDから取り外し。
データ復旧サービスを検索。HDDを直接持ち込めそうな店舗も含めて、いろいろあるのですが、定額サービスの以下の会社を選択。
料金:症状、復旧データ容量問わず、データ復旧完全一律定額料金、39,800円(税別)
メールで依頼し、HDDを郵送。ゆうパックで730円でした。郵便局のオネーサンに、1年以内に同じところに送る場合は60円引きのサービス、と言われましたが、2度はお世話になりたくないところ(笑)。
4日ほどして、検査結果がメールで届きました。
HDD検査結果(概要)
重度物理障害。 磁気ヘッドに重度の障害がある可能性が高いことが判明。障害レベルが非常に高い状態のため、物理的な部品交換(クリーンルームでのHDD開封検査作業)が必要で、データ復旧不能との診断。
今後の対応として、
1)返送(送料着払い)
2)無料回収(処分)
3)提携業者へ再依頼
この場合、復旧期間は約2週間前後 、復旧料金は一律139,800円 (税別)。成果報酬型となり、事前に復旧データリストをみて判断とのこと。
1)の返送を選択しました。ご丁寧なお詫び状と一緒にHDDが返送されてきました。成功報酬制とはいえ、1円も儲けがないのに、お世話になりました。
データ修復トライ(その2)
重度物理障害ということなので、HDDの製造元であるバッファローデータ復旧センターに依頼しました。サイトの案内では、中度障害で12万(税抜)、重度は別途見積もりとなっています。
診断結果は・・・
一次診断結果(概要)
障害レべル:物理障害 中度以上
磁気ヘッドに障害があり、電源投入時の初期動作が行えない状態。 データ復旧できる可能性を探るには、二次診断(HDDを分解)が必要とのこと。データが復旧できた場合、見積金額は12万円(税抜)でした。。
二次診断結果(概要)
診断結果:物理障害:重度
HDを開封し、内部を確認。 磁気ヘッドの損傷と、データ記録面の広い範囲での磁性体剥離を確認。 物理的処置を実施できる状態ではなく、機能復旧に至らず、復旧不可能と判断。
ということで、HDDは無料で返却されてきました。返却の送料も含めて、費用は一切かかりませんでした。
急におかしくなったことと、異状になった後はあれこれさわらず、すぐに復旧サービスにお願いしたので、少しは期待したのですが、
残念ながら、最終結果は、
データ復旧不可能でした。。。。。
データを失って、10万枚あまりの写真データに?がつくLightroom
現像ソフト、Lightroomのライブラリ画面です。105,237枚のファイルが見当たらず、?マークが付いています。
2012年~15年あたりは、写真が未整理なので、撮ったままの状態で、枚数が多めですね。2016年からは投稿した写真以外は、現像前のRAWデータを削除するようにしています。
相手のファイルが無くなっても、レンズ名やコメントなどが残っているので、現像済ファイル名と照合すれば、撮影データとかを参照できそうです。
教 訓
ほんと、今更の話ですが、HDDはいずれ壊れます。明日か、数年後か、ですね。。。大した前兆もなく突然起こる場合もあります。
データ復旧には、HDD本体の何倍もの費用がかかります。また、修復されたデータは大容量のHDDに入れて返却されるので、その費用も必要です。
基本的にデータ復旧は成功報酬なので、修復できない場合は無料です。このあたり、日本データ復旧協会、悪質事業者への注意を喚起していますので、参考までに。
やはり、しっかりしたバックアップ体制を組むのが一番ですね。このあたりは、いずれ。
最後に
結局、かかった費用は片道3回分の送料で済みました。ただし、データの復旧は無しですが(笑)。。
しかし、12万以上払ってもほしいデータだったかというと難しいところ。現像ソフトの機能がアップして、今までと違った現像処理ができなくなるのは残念ですが。
負け惜しみではないのですが、スッキリした気分でもあります。なくしたファイル以上のいい写真を撮るようにすればいいわけですから。