Amazonのやらせレビュー、続報です。
中国・深圳に住むやらせレビューの首謀者へのインタビュー記事、日経ビジネス(1月20日)が伝えています。日本のサイトは消えるのが早めなので、まとめてみました。
レビュアーは日本人で実際に購入しており、「日本でレビュー済み」の表示:Amazon・やらせレビュー対策かで紹介しましたが、「Amazonで購入」や「日本でレビュー済み」は、やらせを見抜くのには役に立たないようです。
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「日本でレビュー済み」の表示:Amazon・やらせレビュー対策か
「やらせレビュー」首謀者へのインタビューの要点
・対象は、中国製のワイヤレスイヤホンや携帯型スピーカーなどのIT関連製品。
・レビュアーは日本人。中国人は不自然な日本語でダメ。
・レビュアーを募集・手配する口コミ代行業者がいる。
・レビュアーには実際に購入してもらい、代金を返金する。
・レビュアーは買った商品を転売してもうける。
・高価な商品の場合は全額返金しないが、動画や画像のアップで返金額が増える。
・「ベストレビュアー」は優遇する。
・5つ星だけだと不自然なので、あえて1つ星や3つ星のやらせレビューを依頼することもある。
・やらせレビューは楽天市場にも広がりつつある。
「やらせ」を見抜くには
・動画や画像のアップで返金額が増えることから、内容の乏しい動画や画像があるレビューは怪しい。
・レビュアーのレビュー履歴で、似たような商品をいくつも買っているのは怪しい(本当に自分で使っているのか)
・前回も紹介しましたが、やらせレビューかどうかチェックするサクラチェッカーを利用する。
ラジオライフによると、商品を購入すると、やらせレビューを誘うようなカードが入っていたりする場合もあるようです。
Amazon 側でもっとしっかり対応すべきとは思いますね。5つ星のレビュー全てが怪しく見えてきたりします(笑)。