レンズを絵筆に、光を絵具に

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内山邸:フレクトゴン35mmで

 今日は、天皇陛下御在位30年を記念して、富山県の美術館や博物館などが、無料開放でした♪

 で、内山邸へ。かつての豪農の館で、入館料を払っても200円ですが(笑)。

 

 持っていったレンズは、35mmのフレクトゴン(Carl Zeiss Jena MC Flektogon 35mm F2.4 )と85mmのプラナーCONTAX Planar T*85mm F1.4 AEG)。

 最初はフレクトゴンの写真を。 

 

広角でマクロも可

  フレクトゴンは、広角でマクロ。スナップや風景など、旅行に1本だけ持っていくならこれですね。

 最短距離は19センチほど、撮像面までの距離なので、レンズ先端からはかなり近めの感じです。今回は、ヘリコイドアダプターを使っているので、さらに寄れますね。

 

 最初は門にある乳鋲(ちびょう)。単なる飾りで、おっぱいのようなのは、子孫繁栄の願いを込めたとの話もあるようですが。

 

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内山邸の乳鋲

 

 濃縮されたような青空

 

 紅梅は盛りを過ぎて、白梅はチラホラ。いつもながら、後ろの蔵にある窓、顔に見えますね。

 現像ではほとんどさわっていないのですが、広角で濃縮されたような、こんなに青かったかと思うような青空。

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内山邸

 

 今年の冬は、ほとんど活躍しなかった雪吊り。広角・F2.4 ながら意外とボケる。

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内山邸

 

映画「散り椿」のロケ地

 

 ツバキの美しい庭園。

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内山邸

 

 1898年に建てられた土蔵式書庫、柳原文庫。最近、復元されました。

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内山邸・柳原文庫

 

 映画「散り椿」のロケ地です。岡田准一主演で、2018年8月に公開されました。

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内山邸

古い佇まい

 

 障子越しの庭が絵になります。暑い夏に、障子を開け放した畳の上で休んでいると、落ち着きますね。いつもは、週末でも訪れる人は少なめなので(笑)。

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内山邸

 

 鹿が描かれたふすま。春は、むこうの障子窓にしだれ桜が♪

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内山邸

 

  ここの窓ガラスは古いガラス。なので、表面がゆがんで見えます。割れると代替品がなく、普通のガラスになるそうです。

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内山邸

 

 

  α7II + Carl Zeiss Jena MC Flektogon 35mm F2.4