レンズを絵筆に、光を絵具に

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個性的なアートレンズ:ペッツバール

 トウツバキの写真が続きますが、今宵のレンズは、ペッツバール(New Petzval 85 Art Lens/F 2.2 )で。

 とても個性的なレンズで、ある距離で、背景がグルグルボケ状態になります。今日の写真は、まだ少ないほうですね。

 

 トウツバキは「菊弁」です。

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トウツバキ・菊弁
 

とにかく目立つレンズ

 
 このレンズ、19世紀の伝説のレンズ/ペッツバール(Petzval 85mm/F2.2)を、2013年夏に、クラウドファンディングにより、最新技術で再現した復刻版レンズです。
 
 私が持っているのは、金管楽器のような、ゴールドメタリックな真鍮のボディ。かなり目立つので、人が多いところで撮るのは避けたいレンズです(笑)。目立たないブラックもあります。
 
 絞りは、絞りプレートを差し込むという古典的なウォーターハウス方式ですし、ピントは横にあるネジ(フォーカスシングノブ)を回すという、なんとも変わったレンズです。

 

 グルグルボケが有名ですが、最近は、むしろそれを抑え気味にしたほうが、面白い絵になるかな、という感じです。

 85mmにしては、F2.2と明るめですし、クリアな仕上がりは、華やかな感じになりますね。

 

 

 

中央植物園・雲南温室 

α7R + New Petzval 85 Art Lens/F 2.2