レンズを絵筆に、光を絵具に

写真やレンズの話をメインに紹介するブログ

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

花と人と星にピントが合って見える:ボケとパンフォーカス(4)

全ての範囲にピントを合わせたパンフォーカスな写真は、絞りを絞ればいいと思われています。 しかし、絞りすぎると回折現象(いわゆる小絞りボケ)が生じ、ピントが甘くなります。特に、デジタル処理が可能になってきて、拡大表示でるので気になるようになり…

レビュアーは日本人で実際に購入:Amazon「やらせレビュー」

Amazonのやらせレビュー、続報です。 中国・深圳に住むやらせレビューの首謀者へのインタビュー記事、日経ビジネス(1月20日)が伝えています。日本のサイトは消えるのが早めなので、まとめてみました。 レビュアーは日本人で実際に購入しており、「日本でレビ…

被写界深度を計算してみた:ボケとパンフォーカス(3)

前回は、ピントが合っているように見える範囲である被写界深度について紹介しました。 今回、実際に、被写界深度を計算してみました。 レンズの焦点距離と絞りから、いったいどれくらいの範囲にピントが合っているように見えるのか・・・といった話です。 そ…

ピントが合っているように見える範囲・被写界深度:ボケとパンフォーカス(2)

前回は、許容錯乱円(ボケと識別できない最小の円)の話でした。 許容錯乱円はイメージセンサー上で想定する円にすぎません。なので、その大きさ自体を直接利用することはありませんね。 今回は、許容錯乱円の大きさから、より具体的に、ピントが合っているよ…